皆さんは前回いつ靴を脱いで裸足で地面の上を歩きましたか?海に行ったとき?もしかしたら大人になってから裸足で外を歩いた記憶がない方もいるかもしれません。
日本人は家の中では靴を脱いで素足で過ごしますが、靴も靴下もサンダルも何も履かずに家の外をあるくことはなかなか無いのではないでしょうか?
僕は以前サーフィンをやっていた時に、サーフショップから海までを裸足で歩いて移動していたのでアスファルトや砂浜の上を歩いていました。
足の裏からは太陽の熱で熱されたアスファルトや砂浜の温度が気持ちよく、時には温度が高すぎておもわず小走りになることもありました。
農業を始めてからは地下足袋で土の上を歩くことが多くなりました。多くなったというよりはほとんどの時間を土の上で過ごしています。
あまりに毎日朝から晩まで畑にいる日が続いて、アスファルトの上を靴で歩くと違和感でフラフラしてしまったことさえあります。笑
地下足袋は素足に近い感覚なので、土の上とアスファルトの上とは歩いたときの感覚がまったく違うのが分かります。
地下足袋で土の上を歩く気持ちよさは農業を始めて得られた大きなメリットです。
さらに地下足袋さえ脱いで裸足で土の上を歩いてみると、土の柔らかさや温度を肌で感じられ爽快で気持ちよさと共に開放感や癒しを感じられます。
しばらく素足で土の上を歩いているだけですごくスッキリしてリラックスすることが出来ます。
そんな無農薬農家の僕が裸足や素肌で大地の触れることは人間の体にどれほど良い効果があるかを解説します。
お世話になっているクリニックで教えていただいたことも盛りだくさんですのでぜひ毎日の健康のために生かしていただければと思います。
アーシングとは?基礎知識と仕組み
裸足や素肌で大地の触れることを「アーシング」と言います。
履物を脱いで裸足で大地の上を歩く健康法として「アーシング」という言葉が使われるときもあります。
すごく簡単でいつでもどこでも出来るはずなのに、何故かなかなかする機会がない「アーシング」。
気持ちが良いだけでなくリラックスまでもたらしてくれる「アーシング」。
いったいアーシングをすると体にどういうことが起こるのでしょうか?
これには人の体と電気との関係が大きく関わってきます。
まず人の体と電気の関係から簡単に見ていきましょう。
人間の体は60%が水分で出来ています。
そのため、とても電気的な影響を受けやすい性質があります。
現代生活において私たちはスマホやタブレット、携帯用のパソコンなど四六時中、電化製品に触れて過ごしています。
家の中でも家電製品に囲まれていて電化電製品がない部屋を探すのが難しいくらいです。
これらの電気製品からは様々な周波数帯の電磁波が発っせられています。
家の壁や天井の中には無数の電線が行き来していて家はまるで電線のラッピングをされているのような状態です。
その他にも電車や電気自動車から高圧電線や新幹線までそれよりずっと強い電磁波を発する設備や乗り物なども無縁ではありません。
電気の発するところには電磁波ありなので、地球上のほとんどの人が絶えず電磁波の影響を受けながら生活しています。
ではこの電磁波は人間の体にいったいどのような作用を及ぼすのでしょうか。
本来、人は健康的な状態ではプラスにもマイナスにも偏らず電気的に中位な状態がベースになります。
そこに電磁波の影響があると電気的に偏った状態になります。
人間は個人差などもあるので一概には言えませんがプラスに偏りやすいと言われています。
この状態をプラスに帯電しているとも言います。
またこの偏った電気のことを静電気と呼びます。
例えばナイロンの生地は電気製品自体はマイナスに帯電しやすい性質があります。
プラスに帯電した人がマイナスに帯電したナイロンの服を着ようとしたときに触れた部分に瞬間に電気が流れてビリっとします。
この様に電気が流れるのは電気が放たれるという意味で放電という現象ですが、このビリっという現象のことを静電気と呼び表すことが多いです。
ナイロンの服でビリっがある人はプラスに帯電しやすいのかもしれません。
今度はアクリルは電気製品自体はプラスに帯電しやすい性質があります。
アクリルの服でビリっがある人はプラスに帯電しやすいのかもしれません。
生地どうしでみるとアクリルセーターとナイロンのコートを重ね着するとそこに放電が起きた影響を受けてビリっとすることもあります。
電気製品はマイナスの帯電しやすい性質があります。
そのため洗濯機や冷蔵庫の電化製品はアース線をアースつきコンセントにつなぎ、電化製品自体に溜まった偏った電気を大地に逃がします。
アースつきコンセントはアース穴から電線が家の外に出で先端が地面に埋め込まれていてそこから偏った電気を逃がす仕組みになっています。
ちなみにこれを接地とも呼びます。
電化製品は電気で動くので、そのもの自体が非常に帯電しやすいためアースをとります。
日本は通常コンセントは100V電源なのであまり電化製品のアースについてはうるさくないですが、海外で200Vの国などでは必ず電化製品からはアースをとります。
日本でも200V電源のエアコンや水が降れる洗濯機にはアースをとることが通常です。
電気製品は帯電状態が続くとは誤作動や不具合になり、時には故障を引き起こします。
では人間は帯電するとどのようなことがおこるでしょうか?
眠れない、疲れが取れない…その不調は電磁波から? 身体に溜まっている静電気が原因!?
人間は60%が水分なので電気を流しやすいだけではなく、脳から出る微細な電気信号によって生命活動をしています。
体を動かすときは脳から送られてくる伸び縮みの電気信号によって筋肉を調整して運動します。
自律神経によって行われる内臓の働きや呼吸など生命維持に必要で自分の意志とは関係なく自動的に働く神経も電気信号によって行われます。
頭で考えることさえ脳のシナプスどうしの隙間を、ミネラルによって運ばれる電気を繋いだり離したりすることにより行われます。
新しい科学や医療の世界では照明されていますが、生命活動すべてが微細な電気によって行われているのが人間の仕組みで出来ています。
この人間が帯電するといかにも大変なことになりそうなのが想像できると思います。
脳からの指令が全身にこの上手く伝わらないので、運動系、自律神経系、精神状態まですべてにその影響は及びます。
具体的には慢性的な倦怠感、免疫力の低下、活性酸素の増加など様々な不調により疲労やストレス、精神疾患の原因になり病気に繋がることにもなります。
また赤血球は健康な状態ではマイナスに帯電していてお互いに反発し合うことでサラサラ状態を保っていますが、帯電することで赤血球どうしがくっつき血液はドロドロになり血流が悪くなり、冷え症、肩こり、頭痛、慢性的な疲労を生み出すと指摘する医師もいます。
分かりやすく言うと、特に思い当たりもないのに何だか疲れてダルい、調子が良くないときは帯電が原因かもしれません。
まずはシンプルなアーシングでデトックスしましょう
では人の体で偏ってしまった電気はどのように整えればよいのでしょうか?
それはものすごく簡単でお金もかからずその気になればいつでも行うことが出来ます。
裸足や素肌で大地の触れること、つまり「アーシング」です。
ただ靴を脱ぎすて、裸足になって土や草の上に立ったり歩いたりするだけです。
それだけで気持ち良いですが、さらに寝そべったりうつ伏せになり手のひらやほっぺたを大地にくっつけたりするとなんともいえない幸福感が感じられます。
都会にいてなかなか土がなかったり、裸足になりにくい時は大きな木に抱きつくだけでも効果があります。
抱き着くのが恥ずかしい場合は目をつむって両手をくっつけるだけでも構いません。
僕は都会にいる頃は神社には大きな木があることを発見し、お参りしてから木でアーシングすることがよくありました。
もちろんベストはできるかぎり自然がありところでアーシングすることです。
畑や大きな公園、山や海などで裸足になり寝そべって、大きな木に抱き着いてみて下さい。
たったそれだけで驚くような体感があると思います。
それだけで十分です。
農業を始めてからは圧倒的に自然と触れ合う機会が増えました。
というより住むところも自然に囲まれているのでほぼすべての時間を自然と触れ合って生活しています。
農業は毎日とても忙しいので農家である僕でさもよほど意識しないと素足で土の上を歩くことはめったにしないです。
その代わり素手でお野菜や土に触れる機会は四六時中あるので、病院で診ていただいてもいつも電磁波の影響は問題ないという診察です。
いざ自然に行って裸足で素手で、と言ってもピンとこない方や食べるのが好きな方はお野菜作り、家庭菜園がおすすめです。
お野菜という生き物に触れ合うので、好きな方は楽しみになりいつのまにかアーシングまでできている、しかも収穫した美味しいお野菜が食べれれる。
自ら育てたお野菜はその人の体に合いますし何より美味しく、新鮮でミネラルもたっぷり含みます。
楽しく、美味しく、いつの間にかアーシングして、ミネラルも摂れてものすごくいいことばかりです。
アーシングがもたらす体と心へのいい効果
アーシングは自然との触れ合いなので、気分がとても良いです。それだけでも精神的に心にとても大きな影響があります。
土の上を歩いたりしていると体が調い軽くなるのを感じるでしょう。
その作用は人間に流れる電気信号で説明できて、アーシングにより電気バランスが整うことで脳からの電気信号が全身に滞ることなく正常に伝わるからです。
脳は司令塔なのでその指令が上手く伝わると心身ともに意識するところも、意識が及ばないところも滞ることなくすっきりと生命活動が行われます。
もちろんミネラルをたっぷりバランスよく摂ることも欠かせません。
毎日の食生活や生活習慣はもちろん大切ですが、体の電気が偏り帯電しているといくらその他のことを改善しても効果が感じられない場合があります。
何だか調子が良くない、気分が上がらないというときは難しいことを考えがちですが、いったん脇に置いて外に出てアーシングしてみましょう!
自然との触れ合いがもたらす恩恵は計り知れない
アーシングというとちょっと難しい感じするかもしれませんが実は超簡単で大地さえあれば手間もお金もかからずその気になればいつでも出来ます。
そしてたったそれだけで体も心も調整されて健康の土台ができあがってしまうこと。
凄いことだと思いませんか?
僕は母なる地球からのめちゃくちゃビッグなプレゼント、究極のフリーエネルギーだと思います。
たったその気になるだけでこんなに計り知れない恩恵が受け取れるのに、やらないなんてなんて勿体ない!
せっかく地球に生まれたのだからちょっと外に出て土を見つけて木を見つけて何も身にまとわず接してみましょう。
それだけできっと今までと違う何かを感じると思います。
この記事を書いている人
三ツ橋大輔
1971年神奈川県横浜市生まれ
いのちのおやさい農園主
【プロフィール】
大学卒業後、建築設備の現場監督や型枠大工など建築関係の職種に携わる。
初めての工事現場に入ったとき地下二階分の深さまで大きく掘られた地面の穴に地球の痛みを感じ、ショックを受ける。
その後一度日本を離れてアジアの旅に出る。
主にタイ北部の山岳民族の村に滞在し自然と調和した暮らしを経験する。
タイの田舎で目の前で〆たばかりの鶏肉を使った家庭料理を食べ、あまりの美味しさに感動し日本に帰り30歳から料理の世界に入る。
大衆料理を目指し、横浜で中華料理の超人気店にて見習いからスタートする。
見習い時代、前菜で創作した合わせ調味料の味を店舗の総責任者に見込まれ、異例のスピードで鍋のポジションに抜擢され1日100食以上の鍋を振るう日々を送る。
調理場の責任者となり発注業務を行いながら毎日納品される野菜、肉、魚などの生鮮食材がまるで工場製品の様に均一化されていることへの違和感を感じる。
同時に「目の前にある食材はいったいどこでどのようにして育ちどうやって厨房に届くのか?」に関心を持ち始める。
2012年に「人生を変える」と決意する。
2013年オーガニックマルシェにて出店していた新規就農者を通じて「農業」という仕事に出会う。
自然農法の畑を訪れその世界感に魅了され突き動かされる衝動により農の世界へ進むことを決意する。
2014年から2年間、有機農家にて研修する。
2016年『いのちのおやさいfarmette』開園。
2023年 仲間と共に新たに 『いのちのおやさい 』をスタート。